「見るたび場所違う」とうわさの人気キャラ石像

【「置き場所が変わる」と話題の滝ノ道ゆずるのミニ石像(箕面市役所で)】
大阪府箕面市のマスコット・滝ノ道ゆずるの不思議なうわさを聞いた。
昨年8月から市役所中庭に設置されている、ゆずるの石像のことだ。「見るたびに場所が違う。動いているように見えるんですって」。中には「夜な夜な出歩いているのでは……」と、背筋の寒くなることをいう人もいる。一体、なんなんだ。
ゆずるは、ゆるキャラの全国コンテストで、ベストテン入りしたこともある人気キャラ。石像は市民から寄贈された高さ25センチの御影石製で、重さは8キロ。盗難やいたずらを防ぐためにと、ガラスで囲った立ち入り禁止の中庭で、厳重に管理されている。
それがなぜ? 市に聞くと、中庭はもともと大小の石などで箕面名物の滝の周囲を表現。「滝周辺の散歩」とされるゆずるの趣味に合わせ、これまで職員が定期的に、こっそり移動させていたという。そんな遊び心に気づく市民もいて、簡易投稿サイト・ツイッターで話題になったこともあるらしい。説明を聞いて「なるほど!」と納得した。「でも、ほんとに職員が誰も動かしていないのに、一度置き場所が変わっていたときがあって……」。えっ?(今)
2014年3月9日(YOMIURI ONLINE)