本部長はもちろん家康くん…新設の出世旅推進室


【「出世旅推進室」で「執務」にいそしむ家康くん(浜松市提供) 】


 「出世の街 浜松」を全国に知ってもらおうと、浜松市は7日、6階の広聴広報課内に架空の部署「出世旅推進室」を新設した。

 本部長に就任したのは、もちろん、浜松市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」だ。

 浜松市は、歴代の浜松城主に、徳川家康をはじめ後に功成り名を遂げた人物が数多いことから、地元を「出世の街」としてPRしている。

 この日、広聴広報課のカウンターには家康くんの「執務席」がお目見え。出張がちで席を空けることも多い本部長だということだが、家来に当たる市職員たちが留守を預かり、家康くんスタンプやちょんまげ、刀などをきっちりと維持・管理し、訪れる観光客や市民を丁重にもてなすことになっているとか。

 部署名になった「出世旅」の詳細について、家康くんは今後、家来が案を練り上げるのをじっくり待って発表する意向のようだ。ちなみに、昨年2位に甘んじた全国のご当地キャラクターらの人気を競う「ゆるキャラグランプリ(GP)」の今年のエントリー受け付けはもう始まったが、雪辱戦に出陣するかどうかも、まだ表明していない。

2014年7月10日(YOMIURI ONLINE)