須崎市マスコット「しんじょう君」全国人気沸騰

【店頭に並ぶしんじょう君グッズ(須崎市のまっことまっことで)】
◆グッズ注文7割が関東 SNSで積極交流
「ゆるキャラグランプリ2013」(オフィシャルメディアパートナー・読売新聞社)で14位と健闘した須崎市のマスコット「しんじょう君」が全国的に人気だ。デビューした昨春以降、観光案内所のグッズの売り上げは約700万円にのぼり、売り上げの半分以上。通販では関東からの注文が7割を占める。市は、経済波及効果を1億円超とみており、「全国で須崎市の知名度が上がっている」としている。(夏井崇裕)
しんじょう君は昨年4月、誕生。鍋焼きラーメンをイメージした帽子を脱ぐ愛らしいポーズや、簡易投稿サイト「ツイッター」によるファンとの積極的な交流で人気となった。
7月末現在、市公認のしんじょう君グッズや、ゲームのキャラクター数は約140件。キャラクターの使用は、市がイメージを損なわないことなどを条件に審査し、許可されれば無料。
市の観光案内所「まっことまっこと」(須崎市原町)では、約50種類のしんじょう君グッズを販売。売れ筋はマスコット人形と缶バッジという。
店員の中渕信之さんは「想像以上の売れ行きでびっくりしています。県外からグッズを買いに須崎市に寄ってくれる人もいます」と話す。20~40歳の女性の来店者が多く、「大きなぬいぐるみを作って」など新グッズ開発の要望も相次いでいるという。
9月13、14日には市制60周年を記念して、「くまモン」、「バリィさん」など全国の人気ご当地キャラを招いたイベントを行う予定。市元気創造課は「しんじょう君ファンをさらに増やし、須崎をPRしていきたい」と意気込んでいる。
2014年8月19日(YOMIURI ONLINE)