ゆるキャラGP 出馬10組清き一票を!

【左「スギッチ」、右「ニャンパチ」】
全国のご当地キャラクターが人気を競う「ゆるキャラグランプリ(GP)2014」(オフィシャルメディアパートナー=読売新聞社)のインターネット投票が始まった。県内からは今年、秋田県の「スギッチ」や八郎潟町の「ニャンパチ」など10組がエントリー。上位にランクインすると、地元への経済波及効果も期待でき、“選挙運動”に力の入るキャラクターも現れている。
GPには5日現在、全都道府県や企業、海外から計1670組、このうち最も多い東京都からは194組がエントリーしている。
投票で上位に入れば、大きな経済波及効果を生むこともある。日本銀行熊本支店は、2011年に優勝した熊本県の「くまモン」が11年11月~13年10月、県に1244億円の経済効果をもたらしたと試算。また、テレビなどで取り上げられて全国的に知名度が上がったことにより、広告効果も90億円あったとしている。
秋田県内のキャラクターも、今年の上位進出を目指してアピールに躍起だ。昨年、全体で1059位、県内でも7組中5番目と振るわなかった美郷町の「美郷のミズモ」は選挙ポスターを作って役場など町内に貼り出し、投票を訴えている。ミズモは、美郷町のきれいな水をPRするために生まれた湧水の妖精との設定。今後は、道の駅などで街頭演説を計画しているという。
町商工観光交流課の渋谷学さん(38)は「イベントなどに出ると、『ミズモだ!』と子供が寄ってくる。認知度は上がっており、今年は東北で5位以内が目標」と意気込んでいる。
投票は、GPホームページ(http://www.yurugp.jp/)で10月20日まで。決選投票と表彰式は11月1~3日に愛知県で行われる。
GPに出場している秋田県ゆるキャラは次の通り。
▽ご当地ゆるキャラ枠 オモテナシ3兄弟(田沢湖高原旅館組合)、美郷のミズモ(美郷町)、ニャンパチ(八郎潟町)、ニャジロウ(ニャッパゲ事務局)、スギッチ(県)、しず小町(湯沢市ジオパーク推進協議会)
▽企業・その他枠 やきっピ(横手やきそば研究会)、ビッキー(秋田プロバスケットボールクラブ)、ドラりん(あきた創生マネジメント)、秋歩くん(秋北バス)
2014年9月6日(YOMIURI ONLINE)