ゆるキャラ・チーバくん「千葉君」名乗り台湾へ

【千葉県をPRするチーバくん。ゆるキャラの中では全国的に知られた存在だ(1日午後)】
千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」が、若者文化「クールジャパン」の一例として、11日から台湾・台北市で開かれる日本文化発信イベントに初出場する。
現地の女性や若者らに親しんでもらおうと「千葉君」と名乗り、千葉県をPRする予定だ。県は海外からの観光客の増加につなげたいと意気込んでいる。
同イベントは日本の企業などが協力して開く「Tokyo Crazy Kawaii Taipei」。若者に人気のファッションやアニメ、ゲーム、食文化などを世界にアピールする。「Tokyo Crazy Kawaii」は、昨年9月にフランスのパリで初めて開かれた。2回目の今回は、「原宿」「秋葉原」「浅草」などの街の文化を伝える展示を行う一方、本県もブースを出展する。
県はチーバくんのゆるキャラとしての全国的な人気に注目し、日本の「かわいい」文化の例として参加することにした。実行委員会によると、今回、参加する自治体のゆるキャラは、チーバくんだけだという。
本県のブースでは、県内の観光地の紹介や、うちわをはじめチーバくんグッズの配布などを行う。チーバくんとの記念撮影コーナーも設けるほか、チーバくんの認知度調査も行う。
森田知事は10月下旬に台湾をトップセールスのため訪問する予定。これに合わせ、県は10月から3か月間、チーバくんがプリントされたラッピングバス10台を台北市内で走らせる。海外での交通広告も初めてとなる。
県報道広報課は「県のシンボルとして、まずはチーバくんを知ってもらいたい。それをきっかけとして千葉の観光地に足を運んでもらえたら」と期待している。
2014年9月8日(YOMIURI ONLINE)