えび~にゃ好発進4位 ゆるキャラGP

【好発進した「えび~にゃ」】
全国のご当地キャラクターが人気を競う「ゆるキャラグランプリ(GP)2014」(読売新聞社協賛)で、海老名市の「えび~にゃ」が、インターネット投票開始1週間の9日午後9時現在で4位につけ、好発進を見せている。各地から出場する1669キャラへの投票は10月20日まで。まだ序盤戦だが、「海老名ブランドを全国区に」と、関係者は期待している。
えび~にゃは2011年に誕生した「猫の女の子」。胴体は、県内一の出荷量を誇るイチゴで、頭にはエビの目とひげがついている。2度目の挑戦だった昨年のGPでは順位を一つ上げて18位。今年は、市民にもすっかり認知され、市に連日、投票方法の問い合わせが寄せられている。
海老名市は東京、横浜のベッドタウンとして「住みやすい街」を標榜(ひょうぼう)。交通の便が良く、開発が進む海老名駅西口には来秋、大型商業施設「ららぽーと」もオープンする。医療費助成の充実など子育て環境にも力を入れており、市は「えび~にゃをきっかけに、この街の魅力を知ってもらいたい」としている。
GPには県内から自治体や企業などの68キャラがエントリー。9日午後9時現在、前回6位だった厚木市の「あゆコロちゃん」が12位、伊勢原市の「クルリン」が18位、座間市の「ざまりん」が32位となっている。
人口減社会を背景に、各自治体はゆるキャラを通じて街をアピールし、定住者増を狙う。伊勢原市の担当者は「少ない予算でPRできるメリットを最大限生かして観光客誘致にもつなげたい」と話している。
2014年9月10日(YOMIURI ONLINE)