ゆるキャラグランプリ 長崎県から21体参戦

【左から「まもるンダ」、「キャッチくん」、「つばきねこ」、「ごとりん」、「バラモンちゃん」】
◆20日まで投票受け付け
ご当地キャラクターによる人気投票「ゆるキャラグランプリ2014」(オフィシャルメディアパートナー=読売新聞社)が始まり、ネット上で激しい“選挙戦”が繰り広げられている。県勢は21のキャラクターがエントリー。昨年、県勢トップ(66位)の国体マスコット・がんばくんとらんばちゃんが「国体に専念する」として参戦を見送る中、それぞれ職場のスローガンや郷土の浮揚を訴え、奮闘している。
■安心安全のために
「皆さんに知ってもらいたいンダ」。長崎市の交通安全キャラクター「まもるンダ」はグランプリ初参戦。9月上旬には市役所ロビーで、交通安全の啓発グッズとネットの投票方法を説明するカードを配って「1票を」と訴えた。
県警の「キャッチくん」は県民の声を素早くキャッチするロボットで、全国の警察組織のゆるキャラとして初のエントリー。県内で特殊詐欺被害が後を絶たない中、県警広報相談課は「犯罪抑止に役立てたい」とする。
■数で勝負
五島市は過去2回出場の「つばきねこ」(昨年471位)に加えて「ごとりん」と「バラモンちゃん」の新人2体を擁立。いずれもツバキや教会、バラモン凧(だこ)など五島らしさをデザインに取り入れ、ご当地をアピールしている。
票の分散も懸念されるが、市観光交流課は「3体がそれぞれ活動することで五島のPRになる」と意気込む。
■がんばくんとらんばちゃん
長崎がんばらんば国体を控え、県内で最も見かけるゆるキャラががんばくんとらんばちゃん。知名度は抜群だが、がんばくんは「国体に専念したい。自分たちの分まで他のゆるキャラに頑張ってほしい」とエールを送る。
2011年の山口国体を盛り上げたマスコット・ちょるるは国体後、山口県のPR本部長に就任、12年のグランプリで2位になった。がんばくんとらんばちゃんの今後は未定だが、「まずは国体を成功させることが最優先」と県大会総務課。国体の成否が去就の鍵を握りそうだ。
◇
投票はゆるキャラグランプリのホームページで20日まで。決選投票と表彰式は11月1~3日、愛知県の中部国際空港で行われる。
2014年10月11日(YOMIURI ONLINE)