ゆるキャラGP 宮城県勢苦戦

【涙ながらに投票を訴えるホヤぼーや(気仙沼市提供)】
全国のご当地キャラクターが人気を競う「ゆるキャラ®グランプリ2014」(オフィシャルメディアパートナー=読売新聞社)で、宮城県勢が苦戦中だ。最高の「ホヤぼーや」(気仙沼市)でさえ、100位以下に低迷している。インターネット投票の締め切りが20日に迫るなか、各キャラクターは「最後のお願い」で追い込みをかけている。
ホヤぼーやは2012年、初参戦で東北勢トップの26位に入ったが、13年は36位、14年は現時点でさらに順位を落としており、不振が目に付く。危機感を強めたホヤぼーや陣営は、最後の週末となる18、19の両日、東京都内のイベントや仙台市の百貨店での物産展など“大票田”を集中的に駆け回り、涙ながらに最後の訴えを行う作戦だ。「必勝」の鉢巻き姿で巻き返しを誓うホヤぼーやは「全国の人にお願いして何としても東北首位を奪還したい」と話す。
県勢は15日午後8時現在、ホヤぼーやが111位、県の「むすび丸」が159位(13年88位)、蔵王町の「ざおうさま」が146位(同179位)など、低迷ぶりは深刻だ。むすび丸は今週末、滋賀県彦根市で開かれるご当地キャラの人気イベントに参加して投票を呼びかける。
今回は、ネット投票で上位100位以内と、出場を希望したキャラクターが11月1~3日に愛知県常滑市の中部国際空港で行われる決選投票に進む。ネット投票と来場者の投票を合計して最終的な順位が決まる。県観光課は「最後の訴え次第では、まだまだ逆転可能」と望みをつなぐ。
同グランプリホームページ(http://www.yurugp.jp/)などから投票できる。
2014年10月16日(YOMIURI ONLINE)