うなりくん健闘19位 ゆるキャラGP


【左から、うなりくん、きみぴょん、チーバくん、カシワニ】


◆チーバくんは苦戦

 3日に決まった全国各地のご当地キャラが人気を競う「ゆるキャラグランプリ2014」(読売新聞社協賛)の最終結果で、県内からは成田市の観光キャラクター「うなりくん」が19位に入り、君津市のマスコット「きみぴょん」も24位と健闘した。一方、上位進出を狙った県のマスコット「チーバくん」は161位に沈むなど苦戦も目立った。

 うなりくんは、昨年の27位から順位を上げ、4年連続の県内トップ。今年は公式ホームページを新設したほか、駅前でのビラ配りや成田山表参道各店舗でのあいさつ回りなど「選挙活動」を行ってきた。市の担当者は「地道な活動が実った」と喜んだ。うなりくんは「『1日1うな(票)』、ホントにありがと。これからもがんばります!うな」とコメントした。

 きみぴょんも、昨年の31位から上昇。市は市内外のファンを「公式応援団員」に任命し、イベントを手伝ってもらうなどファンと一体の活動を推進してきた。担当者は「4回目の出場で、年々順位が上がっているのは市外にも浸透してきている結果」。さらなる知名度アップに向け現在、オリジナル曲「きみぴょん音頭」も制作中だという。

 一方、チーバくんは昨年の59位から大きく順位を落とした。県は「キャラのエントリー数が増え、票が分散したのでは」と分析している。

 柏市では、逆井商店会のキャラ「さかサイ君」(昨年243位)が出場を断念し、市特別住民の「カシワニ」(昨年259位)に候補を一本化して臨んだが、今回は368位に終わった。

 県勢で上位100位に入ったのは三つで、昨年の六つから半減。各地にゆるキャラが乱立し、いかに効果的なアピールを行うか課題も残した。


2014年11月5日(YOMIURI ONLINE)