苦労実る秋

【ゆるキャラグランプリで3位になり、お礼をするみきゃん(県庁で)】
◇みきゃん 輝く銅メダル
「ゆるキャラグランプリ2014」(読売新聞社協賛)で3位に輝いた県のイメージアップキャラクター「みきゃん」が4日、県庁前で応援のお礼に立った。
同グランプリはご当地キャラなど約1700体が参戦。みきゃんはインターネット投票で74万票を超える支持を受け、3日に中部国際空港であった決選投票イベントで、来場者による投票などの結果3位に。昨年の11位からの躍進だった。
みきゃんは午前8時、首に銅メダルをかけて登場。学生や県庁職員らに手を振ってあいさつし、職員らから「おめでとう」などと祝福を受けた。
みきゃんから耳打ちされた女性職員が、「3位になれて、跳び上がるくらいうれしいけん。もっともっと愛媛をPRするために、来年のグランプリも頑張りたいけん」と思いを代弁した。
◇早生ミカン関東へ出荷…JAにしうわ
全国屈指のミカン産地を抱えるJAにしうわ(八幡浜市江戸岡)は4日、早生(わせ)温州ミカンの出発式を行い、第1便185トンを関東の市場へ出荷した。11年ぶりに100億円を突破した昨季並みの売上高を見込み、6日に初競りにかける。
式は午前11時から、JAに隣接した中央選果場前で行われ、約100人が出席した。JAにしうわの西本満俊理事長が「夏の曇天と多雨で仕上がりを心配したが、9月以降の晴天と農家の努力で平年並みの甘くておいしいミカンに仕上り、消費者に満足していただけると思う」とあいさつ。ジュースで乾杯し、ミカンを積んだトラックが拍手に見送られて出ていった。
JAにしうわ管内(八幡浜市と伊方町、西予市の一部)では、2400戸が1900ヘクタールで栽培。昨年より2%減の3万3750トンの出荷を予定しているという。
2014年11月5日(YOMIURI ONLINE)