ゆるくちゃいけない! 投票率向上PR

【林委員長(中央)を中心に、気勢をあげるゆるキャラたち(3日、静岡県庁で)】
合言葉は「ゆるくちゃいけない!」――。
衆院選(14日投開票)で、若者の投票率アップを図ろうと、県選管は3日、県内のゆるキャラなど計16体でつくる「ふじのくに未来へ届け隊」を初めて結成した。
主なターゲットは20~30歳代の若年層だ。2012年の衆院選では、県内全体の投票率は61・75%だった。一方、20歳代は39・98%、30歳代は53・61%と、両世代の投票率の低さが目立つ。
これを受け、県選管は「県民なら誰でも知っていて、親しみの持てるゆるキャラの起用」を発案。投票率向上に一役買ってくれると期待している。
メンバーは、「ゆるキャラ®グランプリ(GP)2014」(オフィシャルメディアパートナー=読売新聞社)で県勢最高の10位に入った磐田市の「しっぺい」など。明るい選挙のイメージキャラクター「めいすいくん」を隊長に、投票日前日の13日まで、県内の主なJRの駅やイベント会場などで啓発活動を行う予定だ。
この日、県選管の林道子委員長から委嘱状を手渡されたゆるキャラたちは、司会者の「頑張るぞ!」の掛け声に合わせ、拳を高く突き上げ、気合を入れていた。
2014年12月4日(YOMIURI ONLINE)