地震でもスキー場大丈夫


【地元のゆるキャラも駆けつけ、スキー場への来場を呼びかける長野県の3市村(中央区で)】



 長野県北部で最大震度6弱を観測した先月22日の地震を受け、同県白馬村、小谷村、大町市の関係者が8日、中央区内で記者会見し、月内に全面オープンする地元の11スキー場への来場を呼びかけた。

 3市村は毎年、国内外のスキーヤーでにぎわい、昨シーズンは約170万人が訪れた。先月の地震ではスキー場施設に大きな被害はなかったが、周辺の宿泊施設ではキャンセルが相次いだという。

 今季は5日に一部スキー場が営業を開始、20日にかけて順次オープンする。各スキー場は風評被害を払拭しようと、リフト券や特産品が当たるキャンペーンを実施するほか、雪上花火など様々なイベントを計画。収益の一部を地震被害の義援金に充てる。

 小谷村の松本久志村長(65)は「皆さんが雪を楽しみに来てくれることが地域に元気を与えてくれる。安心して遊びに来てほしい」とPRしていた。


2014年12月9日(YOMIURI ONLINE)