福呼ぶマッコ市


【ゆるキャラの「つゆヤキソバン」らも「福」をまいた(1日午前、黒石市横町で)=北村友啓撮影】




黒石市で1日、中心商店街の小売店や郊外のスーパーが景品付きの商品などを特売する「旧正マッコ市」が行われた。各商店が日ごろの感謝を込めて「マッコ」(お年玉)を提供し、市街地は早朝から多くの家族連れでにぎわった。


藩政時代から続くとされる行事で、毎年2月の第1日曜日に行われている。中心商店街では、恒例の「福まき」が行われた。やぐらの上から、ミカンや落花生、商品券などが入った約2000個の小袋が投げられると、来場者は手を伸ばし、「こっちこっち」と大声を出すなどして「福」を呼び込もうとしていた。


家族で訪れた六ヶ所村立尾駮小4年の柳沢優樹君(9)は「福まきで二つも取れてうれしかった」と笑顔を見せていた。