虹の松原保全へ県に寄付 アサヒビール


【山口経営支援本部長(右)に目録を渡す土田支店長(中)】




アサヒビールは1日、国の特別名勝「虹の松原」(唐津市)の保全費用として、約150万円を県に寄付した。同社が主力商品「スーパードライ」の売り上げ1本につき、1円を寄付する取り組みの一環。


この日は、松原の中で贈呈式が行われ、同社の土田照雄・佐賀筑後支店長が「保全活動の輪がますます広がることを願います」とあいさつ。昨年10月に県内で売り上げた商品分の150万9049円の目録を、山口康郎・県経営支援本部長に手渡した。


この後、市民約150人が参加し、松葉や枝拾いなどの清掃活動が行われた。県や唐津市などから委託を受けて保全活動を進めているNPO法人唐津環境防災推進機構「KANNE」の藤田和歌子事務局長は「松原をPRするマップ作りや、落ちた枝葉を再利用するための研究開発などに使いたい」と話していた。


この寄付は2009年から全国で行われており、県内では8回目。これまでに吉野ヶ里遺跡の整備費用として5回、虹の松原には2回寄付をしている。