ウナギ料理に合う地酒「うながっぱ酒」 多治見


【うながっぱ(多治見市)】




多治見市の酒販売店主らが、地元の酒造会社の協力で多治見名物のウナギ料理に合う地酒を完成させた。甘さ控えめの純米大吟醸で、市のマスコットキャラクターの名を冠し、「うながっぱ酒」。古川雅典市長を表敬訪問し、「上品な地酒が出来ました。大いに売って、うながっぱ人気を盛り上げます」と報告した。




【「うながっぱ酒」を完成させた古川さん(中央)ら】




開発したのは、同市笠原町の古川酒店。店主の妻、古川万理子さん(46)の高校時代の同級生の集まりで、「うながっぱグッズはいろいろあるが、酒はない」と話題になったことがヒントになった。


酒造会社「三千盛」に相談、5年間の熟成酒をブレンドし、かば焼きのタレの甘辛味に負けないように、甘さ控えめで香ばしい香りを放つ地酒を誕生させた。ラベルの文字は、市の観光大使を務める杉浦誠司さんが担当した。


万理子さんの同級生で不動産会社経営の小原隆浩さん(46)は、「ウナギ料理に合わせた地酒は、全国でも初めてでは。ウナギ屋さんにも買ってもらいたい」と話した。


「うながっぱ酒」は、1本(720ミリ・リットル)1600円(税別)。同酒店の店頭で3日から販売する。問い合わせは、古川酒店(0572・43・3054)。