尾道松江線開通…知事、交流に期待


【島根県観光キャラクター「しまねっこ」】



 広島県尾道市と松江市を結ぶ中国横断自動車道尾道松江線(137キロ、愛称・中国やまなみ街道)の世羅インターチェンジ(IC)―吉舎IC間(20・4キロ)開通によって、全線が開通した22日、同県三次市内や世羅IC近くで記念式典が行われ、関係者らが瀬戸内海と日本海を結ぶルートの完成を祝った。

 同市での式典には広島、島根両県の知事や沿線自治体の首長ら約500人が出席。溝口知事は「地域間の交流や企業進出がさらに加速する」と期待し、広島県の湯崎英彦知事も「広域連携軸の完成は地域の発展に寄与し、しまなみ海道と合わせて中四国の観光振興にもつながる」と述べた。

 会場には、両県の沿線にある10か所の道の駅による特産品PRコーナーが設けられ、県観光キャラクター「しまねっこ」も登場。世羅IC近くの同自動車道では、小学生らによる鼓笛演奏やテープカットがあり、観光バスなど7台が吉舎ICまでパレードした。

 一般車両の通行は、午後5時から始まった。


2015年3月23日(YOMIURI ONLINE)



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