グランプリ獲得、「さのまるの家」残った
【グランプリを祝うプレゼントを市民から贈られるさのまる(栃木県佐野市の「さのまるの家」で)】
「ゆるキャラグランプリ2013」(オフィシャルメディアパートナー=読売新聞社)でグランプリに輝いた栃木県佐野市のブランドキャラクター「さのまる」が25日、地元に“凱旋がいせん”し、市民から祝福を受けた。
佐野駅近くの「さのまるの家」(佐野市若松町)にさのまるが現れると、待ちわびていた市民や市職員が取り囲み、盛大に祝福した。さのまるの顔をせっけんで形作った作品をプレゼントした同市堀米町の主婦(59)は「家族で毎日投票して応援した。グランプリは本当にうれしい」と興奮気味だった。
市によると、グランプリが決まって一夜明けた25日早朝から、さのまるは民放テレビの生放送に出演するなど大忙し。市には、祝福やキャラクターを商品に使う場合の問い合わせの電話がひっきりなしにかかってきたという。
同日午前には、市役所で岡部正英市長と記者会見に臨んだ。岡部市長は「佐野市のブランドイメージを高めるための活躍と、ゆるキャラ界のニューリーダーとしての役割を果たしてもらいたい」と期待した。
12月1日午後2時半から、佐野市文化会館(佐野市浅沼町)でファン感謝祭を開く予定。11月29日までの期間限定としていたさのまるの家は存続が決まり、12月6日に再オープンする。
2013年11月26日(読売新聞)