郵便表示に「さのまる」



 【佐野】
佐野商工会議所と佐野市あそ商工会の会員企業計約2800社が今月から、表示部分に佐野ブランドキャラクター「さのまる」がデザインされた料金別納、後納の郵便物を出せるようになった。
企業が使用できる郵便表示にゆるキャラのマークが入るのは全国初。
同商議所は「郵便局と市の協力で、オール佐野での取り組みができた。市内企業が出す郵便物を通して国内外にさのまるを大いにPRし、佐野市の知名度アップに貢献したい」と話している。

 日本郵便関東支社はことし2月、昨年のゆるキャラグランプリで優勝したさのまるを描いたオリジナルフレーム切手(80円切手10枚で1200円)を市内20郵便局で限定販売し、2500シートが完売した。
しかし購入者の多くがさのまるファンでコレクションに回り、ほとんど使用されていないという。

 このため6月に同商議所と同商工会が、5~34%引きとなる郵便表示でさのまるを使用したいと佐野郵便局に提案。同郵便局と市都市ブランド推進室が承認した。
第1号として市内の結婚式場「六月の森」が既に、さのまるマークの料金後納タウンメールを出している。同商議所なども封筒を順次、さのまるの郵便表示に切り替え、会員企業に利用を働き掛ける。