ねずこん コンテスト主催 アイデア募集


【「ねずコン!」をPRする山村町長とねずこん】


 ゆるキャラ「ねずこん」が、自らを活用した新商品のアイデアを募集している。ねずこんは、県内のゆるキャラで、県の観光PRキャラクター「アルクマ」に次ぐ人気を誇る坂城町のマスコットキャラクター。同町は、県内市町村のキャラではトップレベルの知名度を誇るねずこんの知名度を生かしたコンテストで、町をPRする狙いだ。

 ねずこんは、町の特産品「ねずみ大根」をイメージしたキャラクターで、2011年に誕生。関連商品が少なくとも30点以上製作されている。1500を超えるゆるキャラが参加した昨年の「ゆるキャラ®グランプリ」で、ねずこんは県内のキャラではアルクマの28位に次ぐ95位にランクインし、人気を裏付けた。

 町によると、昨年の“選挙活動”で、ねずこんから「疲れちゃった」と申し出があり、今年はゆるキャラ®グランプリへの参加を取りやめた。一方で「ねずこんアイデアコンテスト」(略称・ねずコン!)を開いたり、県内外のイベントに駆けつけたりすることで、町の魅力を発信する。

 ねずコン!では、ねずこんを活用したグッズやスイーツなど食品のアイデアを募集する。試作品の持ち込みのほか、「小さな子どもにも応募してもらいたい」と、イメージ画や簡単な企画書、食品のレシピなどの応募も受け付ける。優秀な企画は、11月15日の「ねずみ大根まつり」で表彰し、「ねずこんファンにはたまらない賞品」(町の担当者)がプレゼントされるという。

 山村弘町長は、「全国の人たちと一緒に、楽しくねずこんを育てていきたい」と話し、ねずこんは、町を通じて「今年は、クリックだけじゃなくって、ねずこんにギューっと結びついてもらえるようなことを考えました。楽しいコンテストにしたいな」と、意気込んでいる。

 応募方法は、ねずこんの公式サイト(http://www.nezukon.info/)へ。締め切りは31日。問い合わせは、町産業振興課(0268・82・3111)へ。

2014年10月21日(YOMIURI ONLINE)